ギリシア神話の女神で、ゼウスとムネーモシュネー(記憶)の間に生まれた九人のムーサ(ミューズ)の一人と云われ、合唱隊の叙情詩と舞踊を司る女神と云われている。初めて裸足で踊ったという伝説の舞踊家、イサドラ・ダンカンが『テルプシコールに捧ぐ』という作品を踊った事も有名。1981年に設立したこのスタジオを「テルプシコール」(フランス読み)と命名したのは、舞踊評論家の故・市川雅氏。
5月の公演スケジュール
■境野ひろみ舞踏公演『美男葛』
- 5/11(日)pm7:00開演
- 料金:前売2000円 当日2500円
- 出演:境野ひろみ
- 音響・照明:曽我傑
- 協力:日高明人、塚原勝美
- 写真提供:守屋敏蔵
- V.T.R撮影:石黒のり子
- ◆問合せ
- 境野 tel.0465-72-1098 090-1618-9481
- □めだたず、ひっそりと
- 赤い実を宿し
- 今年は咲いてくれ
- ありがとよ!
■笛田宇一郎演劇事務所公演『4時48分サイコシス』
- 5/15(木)~18(日)
- 5/15(木)pm7:30開演・5/16(金)pm7:30開演・5/17(土)pm2:30/pm7:30開演・5/18(日)pm2:30開演
- 料金:前売3000円 当日3500円 学生2000円
- 構成・演出:笛田宇一郎
- 出演:武内靖彦(舞踏)
- 黒田真史(女優)
- 井上みちる(舞踏)
- ヒグチケイコ(ヴォイスパフォーマー)
- 岡佐和香(ダンサー)
- 入間川正美(チェロ奏者)
- 照明:河合直樹
- 音響:曽我傑
- 美術:濃野壮一
- 舞台監督:鈴木俊司
- 演出助手:田中ゆかり
- 写真:宮内勝
- 宣伝美術:山田翔一
- 制作:笛田宇一郎演劇事務所
- ◆問合せ
- 笛田宇一郎演劇事務所 TEL. 03-3844-9112
- E-mail:hueda.uichirou@ruby.plala.or.jp
- □私の舌を切りなさい
- 私の髪をむしりなさい
- 私の手足を切ってしまいなさい
- でも私の愛しい人だけは残しておいて
■演劇実験室・千里魚眼主催『山頭火 ―まっすぐな道でさみしい―』
- 5/23(金)~25(日)
- 5/23(金)pm7:00開演・24(土)pm2:00/pm7:00開演・25(日)pm2:00開演
- 料金:前売3000円 当日3500円(3月3日前売開始)
- 作・出演:米内山明宏
- 美術:安元亮祐
- 照明:庄崎隆志
- 音楽:米内山尚人
- 協力:手話文化村 聾道
- ◆問合せ
- 演劇実験室・千里魚眼 FAX. 03-5356-8173
- E-mail:arox2738@hotmail.com
- □米内山明宏が、山頭火の俳句の手話化に窮極の挑戦を試みる公演である。
- 山頭火の酒豪ぶりはハンパじゃなかった。本人曰く、泥酔への過程は「まず、ほろほろ、それから、ふらふら、そして、ぐでぐで、ごろごろ、ぼろぼろ、どろどろ」であり、最初の「ほろほろ」の時点で既に3合だった。酒と俳句については「肉体に酒、心に句、酒は肉体の句で、句は心の酒だ」と語っている。
- 最晩年の日記には「無駄に無駄を重ねたような一生だった、それに酒をたえず注いで、そこから生まれたような一生だった」と書いた。
6月の公演スケジュール
■小松亨舞踏公演 デラシネタラチネ II『opioid オピオイド』
- 6/30(月)pm7:30開演
- 料金 ¥2000
- 舞踏:小松亨
- 照明:ソライロヤ
- 協力:内野暁子、他
- ◆問合せ
- coocoo1960@nifty.com
- 予告!! 9月28日(日)デラシネタラチネ III
- 12月27日(土)デラシネタラチネ IV
- *両日ともにタイトル他詳細は未定
- □取り消す力がない。ただ野放しになっている変化が隅々まで行き渡っている。大きな風景の中を歩いてきたが、私はからだの装置をはずしているのではなかった。ときおり、哀れな瓶が泣き出してくるかに感じられるようなこともあった。「どうしたの。」という問いも、すぐに乾いた謎になっていた。記憶という途方もない謎が粉々に砕かれていたのか、ただその先は、口をきけない、ナイフの切先のようなものにもなっていた。イワオの家では今晩、‥‥‥‥‥
- 「病める舞姫」より
過去の公演日程